心中の賊を征するは難し400

ワールドメイトは、深見東州先生(=半田晴久氏)が教祖の宗教団体です。

このブログでは、ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の「神霊界」を紹介しています。中間役の神々、除霊の奥義、正しい霊能力などについて解説しています。

深見東州の「神霊界」(121)

 ここが、老子の思想と根本的に異なるところである。すでにお話したように、老子も人欲を捨てて神人、聖人に至る道を説いた。だが、老子はあまりにも捨てることに主眼を置いたためか、日常生活を放てきしてまで人欲を捨てる傾向を招いたのであった。

 これに対して、王陽明は真っ向から反対する。彼は、山の中での修行は本当ではないという。深山幽谷で瞑想にふけっても、あるいは滝に打たれ断食しても、日常生活に戻ったとたんに欲望にかられたり、みだらな妄想にかられたとしたら、何の意味もないではないか。それより、日常生活の中で欲望を捨てるほうが、はるかに困難ではないか-このように、王陽明は説いたのである。曰く、

 「山中の賊を征するは易く、心中の賊を征するは難し」

 と-。

 この言葉を残した彼は、日常どれほどの苦労と修道における努力をなしていたことか。察してあまりあるのである。ここでお断りしておくが、厳密に彼の主張を述べれば、決して正座や座禅は否定してはいない。これらを静の修行とし、今、私が述べた点を動の修行として、静動一致を説いたのである。しかし、当時は静と知の修行がほとんどであり、動の修行は彼によって初めて喧伝されたわけである。

 王陽明のこの考え方は、神霊世界の真相に照らし合わせてみても、かなり本質的な部分を突いているといえよう。

 そのためもあってか、彼の思想は、わが国の幕末の志士、吉田松陰久坂玄瑞髙杉晋作らの面々に多大な影響を与え、結果的に、幕藩体制を根底から揺るがすことになったのである。

 つまり、陽明学を学んだ吉田松陰らは、それぞれの仕事あるいは使命において、無私無欲に徹し、最終的には命を捨ててでも、今現在なされなければならないこと、すなわち尊皇攘夷運動と維新の貫徹をなし通したのである。

 そうした事情があるためわが国では、陽明学というと、とかく革命思想のように考えられている面もあるが、そんな浅薄なものではく、もっと深遠な内容を説いているのである。


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tag : 深見東州 ワールドメイト 吉田松陰 久坂玄瑞 髙杉晋作

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